ハウス・ジャック・ビルトを見てから豚キムチを作る。
カンヌで色々問題となった作品「ハウス・ジャック・ビルト」を鑑賞。
建築家を夢見る技師でサイコパスの男が主人公の、5つの殺人ストーリーだ。
主演はマットディロンが務めているのだが、劇中はひたすらに目が怖い。
鏡の前で『笑う』や『悲しむ』といった表情の練習をするシーンがあるのだが、まさに表情をわざと作っているのがわかる怪演であった。
テーマが重すぎるだけに、グロすぎたり心にダメージが残ったらどうしようかと不安だったのだが、独特なコミカルさがあり、更には強迫性障害・潔癖の要素も合わさったことにより程よい緊張感で楽しむことができた。
ただ、やたらと大笑いする男性がいたのだがはたして彼は・・・。
彼が犯す殺人は、性別・子供関係なく突拍子で、僕には理由がわからなかった。
それは僕が正常だからだろう。
エピローグは宗教じみていたが、地獄のイメージは世界共通だった。
人間を素材に家を作るのは、昔、山田悠介か乙一の小説で読んだ覚えがある。
朝から何も食べていなかったので、帰宅すると賞味期限のきれたキムチで豚キムチを大量に作って食べた。僕も大概だ。
財布にしたいくらいいいおっぱいがみれる映画だった。