グリーンブック

今年度アカデミー賞受賞作品「グリーンブック」をやっと観に行けた。

粗暴な白人男性が仕事を無くし、家族を養う為に黒人ピアニストのマネージャーになる実話を基にした映画。

 

舞台は人種差別が激しい1960年代アメリカ。

乱暴だが家族思いのトニーが、毛嫌いしていた黒人ピアニスト・ドクターの仕事を手伝う中、自分の考えや価値観を見直し、やがて友情が芽生えるロードムービーである。

 

さすがアカデミー賞受賞作なだけ、伏線やストーリーがしっかりしていた。

コメディシーンは、海外特有のノリが分からず、笑えない所もあったが、見応え十分である。

食事シーンは誰も食欲をそそる。

これは最近気がついたことだが、良い映画は食事シーンがうまい。

 

徐々にラストへ車を走らせる中、2人の旅が終わらないでほしいと思ってしまった。

何より、トニーがいい奴すぎるんだ。

そして、頼もしい。ケンカも強く、度胸があり口が上手い。どんなヒーローだまったく。

黒人専用のパブでのドクター死亡フラグを見事にぶち壊した彼には拍手を贈りたい。

今年の好きな映画主人公ランキングナンバーワンにランクインである。

やっぱイタ公は違うぜ。

 

劇場のトイレにいた男の感想を引用させていただくと、「良い映画」であった。

帰ってさっそくボロネーゼを作った。