天気の子
東京へ出てきたワクワク感と最後のマラソンがよかった。
それ以外は後ろのバカップルがうるさくて覚えてない。
無音になるシーンがいくつかあり、その度にブツブツと話し出す。
ラスト間近、主人公はヒロインを助けるために警察を振り払い非常階段を駆け上る。
それはクレヨンしんちゃんのオトナ帝国の逆襲を彷彿とさせる名シーンだった。
そこでまたブツブツと話しだすカップルを許すことは、ぼくらにはもうできなかったんだ。
一人、また一人と座席から立ち上がるとカップルへ向かい駆け出していく。
僕も立ち上がりカップルへ飛びかかった。
そうぜい200人ほどだろうか。
僕たちは代わる代わるカップルを殴り蹴飛ばしを繰り返した。
齢70を超えるおばあさんが右ストレートでぶっ飛ばした瞬間、エンディングタイトルが流れ静寂が舞い戻った。