運び屋

予定が終わったあと、運び屋を観に行った。
仕事熱心なおじいさん・アールが仕事を失ったあげく家族も失い、再起のために麻薬の運び屋を始める話。

クリントイーストウッドが監督と主演を担っている話題作である。

小粋な音楽と戦争や長い人生経験を持つおじいさん独特の麻薬組織に在籍する若者たちとの邂逅がたまらない。

難しい描写はなく、ジワジワと悪が迫り寄るさまは昔のスリラー映画を彷彿とさせる。

ラストには警察に捕まりはするが、家族との絆を取り戻し、刑務所では本職であった花の栽培を任されていたり、アールにとってはハッピーエンドだったのではないだろうかと思わせるため、後味も悪くない。

おじいさん故に様々な名言が飛び交うのだが、何一つ覚えていない。
しかし、間違いなく名言を聞いたのだ。聞いたということは覚えているのだ。
内容などどうでもよいではないか。